誰でもできる「固定費見直し」のステップ

目次

家計を圧迫する固定費

固定費は一度決めると見直しが難しい

 節約志向が身についてきたら、まずは固定費の見直しをしてみましょう。

 食費や光熱費と違い、固定費は一度契約すると見直す機会が少なく、家計の多くを占めがちです。

しかし、そのぶん思い切って削減することができれば、生活費全体に与えるインパクトは非常に大きくなります。

 「努力しなくても毎月自動で節約し続ける」のが固定費見直しの最大の強み。だからこそ、最優先で手をつけたい項目です。

 今回は、固定費の中でも特に効果の大きい項目や、手軽にできる削減項目を中心にお話していきます。

見直す順番

まずは 金額の大きいもの から。
その次に 削減の手間が少ないもの を見直していきましょう。

固定費の見直しは手続きが面倒なものも多く、一気に進めようとすると挫折します。

1つずつ、少しずつ取り掛かれば確実に成果が積み上がっていきます。

1.家賃

家賃の削減は最もインパクトが大きい

家賃は固定費の中でも最大級の支出です。

家族の事情ですぐに引っ越しができない場合もありますが、可能であればここから見直したい項目です。

「家賃は収入の3割」と言われることもありますが、安いに越したことはありません。

家賃が下がるだけで毎月の可処分所得は大きく増えます。

いまの広さ・部屋数は本当に必要?

・一人暮らしなのに部屋数が過剰ではありませんか?
・その広さ、本当に使い切れていますか?
・不要な物がスペースを圧迫して広く感じないだけでは?

夫婦二人暮らしでも、1LDKで十分暮らしていける家庭は多いです。

実際、筆者がパートナーの社宅に引っ越す前は1LDKの賃貸に住んでいましたが、

全く問題なかったです。

特に共働きであれば家にいる時間は限られていますので

部屋の広さや部屋数を増やす必要性は低いのではないかと思います。

立地や築年数に強いこだわりがなければ、さらに節約の余地が生まれます。

もちろん、住環境にこだわりたいなら無理に削る必要はありません。

補足:住環境が合わないと余計なストレスになりかねない

家賃の削減は大切です。

しかし、家賃の安さを優先するあまり自分が許容できない立地や築年数に住むことは余計な負担になるためお勧めしません。

実際に私は、家賃の安さを目当てに線路沿いの部屋を借りていました。

しかしそこは夜中も含め一日中電車が行き来している環境でした。

防音性能もあまり高い部屋ではなく、さらに電車が通るたびに部屋の中が揺れるのです。

さすがに別の場所に引っ越しを決意しました。

この失敗の原因は、私が電車の音にどれくらい耐えられるかよく考えずに部屋を決めてしまったことにあります。

引っ越しの際は、自分が譲れない条件をよく考えてから探し始めましょう。

実家・家賃補助・社宅は最大限活用

利用できる制度があるなら迷わず活用しましょう。

・実家暮らし → 家賃0円
・家賃補助 → 数万円の節約になるケースも
・社宅 → 市場価格より大幅に安い場合が多い

筆者の場合、結婚を機にパートナーの社宅へ引っ越し、約4万円の家賃削減に成功しました。

固定費節約としては圧倒的な効果です。

2.サブスク 

サブスクは手軽に削減できる固定費

使っていないサブスクに惰性でお金を払っていませんか?
スマホやタブレットの設定画面から、現在登録しているサブスクを一覧で確認してみましょう。

「いつか使うかも…」と思い続けて解約できない人も多いですが、半年以上使っていないサービスは一旦解約してOK。必要になればまた契約すれば良いのです。

初回無料の罠

初月無料で登録したものの、そのまま放置していませんか?


無料期間後も自動で課金されるため、解約し忘れるケースは非常に多いです。

一度見直すだけで、思わぬ固定費が見つかることがあります。

私が実際に解約したサブスク

・YouTubeプレミアム:慣れるまでの期間は数日くらい。広告ありでも特に不便はありません。

・Amazonプライム会員:通販を楽天に切り替えたため不要に。翌日に届かなくても問題ないことに気づきました。

・abemaTV、Huluなどの配信サービス:見たい番組がある時だけ加入し、視聴後すぐ解約します。

「必要な時だけ契約する」スタイルが最も無駄がありません。

3.通信費

スマホ代・ネット代は大きく減らせる

 「手続きが面倒…」という理由だけで、大手キャリアの高いプランを使い続けていませんか?

実は、格安SIMに変えるだけで 月数千円〜1万円の節約 が可能です。
ネット回線もより安いプロバイダに切り替えることで節約につながります。

スマホのテザリングで足りる場合は、自宅のネット契約自体が不要というケースもあります。

実際どれくらい安くなる?

筆者の場合、大学卒業時に
AU → UQモバイル に切り替えました。

UQモバイルはAU系列のため、店舗での手続きもスムーズで、特に引き止めもありませんでした。


当時は切り替えに関する知識はほとんど無かったため、店舗で店員さんに聞きながら切り替えの手続きができたのは本当によかったと思っています。

切り替えの結果、
月6,000〜8,000円 → 約3,000円 にまで削減。
通信が遅くなることもなく、切り替え前と全く同じ感覚で使うことができています。

さらに、将来的にはより安い「楽天モバイル」への移行も検討しています。

4.保険

無駄な保険は固定費を増やすだけ

日本では全員が公的保険に加入しています。よほどのことがない限り、医療費が家計を破綻させるほど高額になるケースは少ないです。

ある程度の貯金があれば、民間の保険の多くは不要な場合があります。
がん保険・生命保険なども「本当に必要か?」を一度じっくり考えてみましょう。

保険の価値観は人によって違う

①家計のショートだけは避ける

急な出費に耐えられないほど貯蓄が少ない場合、民間保険に入ることは合理的です

困窮してキャッシングに頼るようになると、利息で支出が増え続ける悪循環に陥ります。
これだけは絶対に避けたいところです。

②どうしても安心が欲しいなら入ってOK

「保険に入らないと不安」という人もいます。
その場合、安心をお金で買う と割り切りましょう。

そして、
「保険で元を取ろう」
という発想は手放すことが大切です。

病気になって保険金で得をするより、病気にならない方が何倍も価値があります。
自分にとって必要最低限の保険だけにして、無理のない家計に整えましょう。

筆者自身はまだまだ健康体で、医療費がかかった経験がほとんどありません。

そのため、民間保険に入るよりも貯蓄を優先しています。

しかし、今後の妊娠や出産のことを考えて必要性を検討したこともあります。今後は何かしらの民間保険に加入するかもしれません。

固定費を見直した結果、いくら下がる?

筆者が見直した結果はこちらです。

  • 家賃:▲40,000円(社宅へ引っ越し)
  • 通信費:▲5,000円(格安SIMへ変更)
  • サブスク:▲1,900円
  • 保険:0円(元々未加入)

合計:▲46,900円/月の節約に成功

もしあなたが固定費を見直して数千円しか下がらなかったとしても、まったくがっかりする必要はありません。

それは
「毎月、努力ゼロで勝手に浮くお金」
です。

毎日頑張って節約して得る数千円より、固定費の削減で生まれる数千円の方がずっと価値があります。

今日から1つずつ、できるところから見直していきましょう。

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