投資を始める前に「やらなくてよかったこと」【初心者が不安になる前に知っておきたい現実】

※本記事は一般的な考え方を紹介するものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。
私が初めて投資を始めてから、もう10年近くになります。(投資ができなかった期間も含めて)
当時から「長期で続けることが一番効率がいい」という考えには、確信に近いものを持っていました。
ただ、今とは環境が違いました。
NISAの認知度は低く(制度としてはあったはずですが、私もほとんど理解していませんでした)
投資信託は信託報酬が高くて割に合わない。
「買うべきではない商品」という認識が一般的だった時代です。
そのため、当時の私は
個別株を選ぶという判断をしていました。
今振り返ると、それが間違いだったとは思いません。
あの時代なりに、合理的な選択だったと思っています。
それでも
「やらなくてよかったな」と思うことは確かにあります。
この記事では
投資を続けてきた中で感じた
無理にやらなくてもよかったこと
を整理してお伝えします。
「やること」より「やらなくていいこと」を知る方が楽
時間を味方につけてじっくりと資産を増やしていきたいと考えているのなら
投資に対して難しく捉える必要はないと思います。
投資=難しい・怖い・失敗しそう、という前提を一度外してみるとよいでしょう。
最初から完璧にやろうとしなくていいのです。
投資を始める前に「やらなくてよかったこと」
1.SNSやYouTubeの情報を全部信じなくてよかった
ネット上で投資についての情報を集めると
20代で数千万の資産形成ができました!
月に10万円以上を投資に回しています!
という人たちの成果や体験談を目にするでしょう。
それらを見て
自分はそこまで投資に回す財力がないから結局やっても無駄なんだ…
と落ち込む必要はまったくありません。
個別株中心だった当時も情報は玉石混交で、「声が大きい人=正しい」とは限らないと何度も感じてきました。
成功例は「結果論」でしかないのです。
たまたま時期が良かった場合や、大きなリスクを取りに行った結果でしかない場合もあると思います。
そもそも前提条件(収入・家族構成・性格など)が違うため、成功者のマネをすることは難しいでしょう。
反対に、失敗談ばかりを見る必要もありません。
失敗談を知ることは勉強として大切ですが、
情報を得すぎるとかえって投資そのものに恐怖を感じてしまうことになりかねません。
最初から成功者や失敗者の体験ばかりを見る必要は無いと思います。
2.高い利回りを探さなくてよかった
利回り=リスクとセット
投資について知識が浅くても
利回りが大きいほどリスクが大きいという知識については
ざっくりと知っておいた方がよいと思います。
ここでいうリスクというのは、値動きの上下が激しいということです。
初心者に必要なのは「安心して続けられるか」だと私は思います。
長期投資では高利回りの商品よりも、安定して資産が増え続けた実績のある商品を探すのが良いでしょう。
3.いきなり大きな金額を投資しなくてよかった
投資の最初は、慣れる期間です。
いくら投資に回したか、どれくらい利益が出ているかより
「値動きに慣れる」ことが重要になります。
自分のお金が日々増えたり減ったりすることに対して心理的に慣れるようになる。
そこまでたどり着くにはある程度時間がかかります。
少額の投資でも経験値は同じです。
最初は自分の心が揺さぶられない程度の少額から投資を始めても良いのです。
少額投資についての記事はこちら
余談ですが……
筆者が投資を始めた最初の最初は、1000円分だけ株を購入しました。
その1000円が毎日(数円単位で)増えたり減ったりするのを眺めていました。
今思えば、資産形成としてはほとんど意味のない金額です。
それでも「お金が動くこと」に慣れるという意味では
あの1000円があったからこそ今も続けられていると思います。
4.完璧に理解してから始めなくてよかった
制度はやりながら理解するものだと思います。
分からない=失敗ではない
また、実際に触れないと分からないことが多いかと思います。
完璧に理解しようとして勉強ばかりするくらいなら、実際に行動に移してしまう方が早いのではと思います。
少額の投資しかしていない段階であれば、制度を理解しきれていなかったことによる失敗も少なくて済むでしょう。
5.一人で全部決めようとしなくてよかった
家庭がある人は特に
投資の状況をパートナーと共有するだけで精神的負担が減ります。
一緒に投資を始めてみるのもいいかもしれませんね。
秘密は不安を増やす
パートナーが投資に否定的だからこっそりやるという人もいるかもしれません。
しかし「秘密の投資」は不安を増やしやすいです。
不安感は、損失分を取り戻すためにリスクの高い投資に手を出してしまう。
といった良くない状況を生みかねません。
話し合いで折り合いをつける
もしパートナーが投資に対して否定的であっても、秘密にすることは避けた方が良いと思います。
投資について理解し、前向きになってもらえるのが理想ですが
・制度について説明する
・お互いが許容できる範囲のリスクをとる
・現金を残す金額を決める
といった話し合いで折り合いをつけられると良いですね。
投資はお金の話であると同時に、生活と感情の話でもあります。
生活費ギリギリまで投資に回さなくてよかった
現金=安心材料の一つです。
余裕資金があるから暴落時に耐えられる。
売って損失を減らさなきゃといった感情を乗り越えられると思います。
リスク許容度は「金額」で調整できます。
しかも、安心できる金額というのは感覚的なものなので、あなたが決めて良いのです。
すぐに結果を出そうとしなくてよかった
投資は「時間を味方につける行為」
これを忘れないようにしましょう。
数ヶ月で成果が出ないのは普通のことです。
むしろ損失が発生している場合も珍しくありません。
何よりも途中離脱が一番の失敗だと思います。
それでも決めておいた方がいい最低限のこと
・投資目的
・投資期間
・無理のない金額
これらは投資を継続して行うために重要なことだと思います。
こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ 投資は「頑張らない設計」の方が続く
投資は、気合や根性でやるものではありません。
生活を壊さず、不安を増やさず
淡々と続けられる形を作ることが何より大切だと思います。
もし今
「何から始めればいいかわからない」
「失敗しそうで怖い」
と感じているなら
まずは
やらなくていいことを減らす
ところから始めてみてください。
それだけで、投資はきっと少し楽になります。
