はじめに
「自炊が一番安いのは分かっている。でも続かない」
これは、かつての私が一人暮らしをしていた頃の悩みでした。
生活に余裕がなかった頃、節約しなければと思いながらも
自炊はできず、外食や惣菜、時にはお酒に頼って食費が膨らんでいきました。
何とか生活を立て直し始めたころ、自炊の継続というのは私にとっても大きな課題でした。
全く自炊ができなかった状態から少しずつ自炊に対する余裕が出てきたとき
どうやって自炊を継続していけば良いのでしょうか。
この記事では、自炊が継続できなかった理由を振り返りながら
一人暮らしでも無理なく自炊を続けるために
私が実際に役立った「コツ」を実体験ベースでまとめます。
自炊が続かなかった理由
1.食事が夜間に集中
当時の私は、朝や昼にゆっくり食事をとる時間がなく、食事がほぼ夜に集中していました。
・日中は空腹を我慢
・夜にやっと一息つける
その反動で夜に食べ過ぎてしまったり、自炊する体力が残っていない状態になっていました。
2.判断力の低下
判断力が落ちてしまう状況
例えば…
・仕事でミスをした日
・嫌なことがあった日
・翌日が休みの日
こうした日は「今日くらいいいか」という気持ちが強くなり、外食や惣菜、お酒が重なっていきました。
そんな状態では、判断力が必要な仕事
・献立を考える
・分量を決める
・後片付けを想像する
これらの作業がかなりしんどくなります。
その結果
「すでに完成しているもの」を選ぶ
→ 外食・惣菜・おつまみ系に流れる
といった状態になってしまいます。
加えて私の場合は、お酒を飲むことで満腹感が鈍りやすくなり 、食べ過ぎてしまう状態になってしまいました。
当時は「自分が怠けているから」「節約の知識が無いから」と思っていました。
しかし、今にして思えばストレスと生活構造の問題だったのではと思います。
自炊を継続するコツは「やる気」ではなく環境
自炊を継続できるようになった今、振り返って分かったのは、次の点です。
1.食事のタイミングを分散させる
朝や昼に、量は少なくても落ち着いて食べる時間をとることです。
それだけで、夕食まで体力を持たせられるようになりますし、夜の暴食は起きにくくなります。
ゆっくりと食事をとる時間がなくても、少しずつ小分けにして食べる。
最低限、なにかしら口に入れるだけでも良いです。
2.判断を減らす
献立を考え、調理し、後片付けをする。
これらを毎日完璧にこなそうとすると、大変です。
特に疲れている日は続きません。
そのため、自炊は適度に手を抜く日を作る必要があります。
自炊を続けるための「つなぎ」の選択肢
節約の基本は自炊ですが、体力や気力が追いつかない時期もあります。
そんな時に、外食や惣菜に流れるよりも、生活を悪化させにくかったのが冷凍食品でした。
最近の冷凍食品は、安くてもしっかりボリュームがあって味もおいしいものがたくさんありますね。
しかも温めるだけで一食分できるワンプレート型の冷凍食品も充実しています。
それらを利用するのは決して悪いことではありません。
また、簡単な定番メニューを用意しておくことで、「何を作るか考えなくていい日」を作ることができます。
これらを活用して、日々の生活を回していけると良いですね。
簡単に作れる料理をまとめた記事
判断や手間を減らすために役立った日用品
3.一人きりで食べない
自炊が崩れやすかった一番の原因は、夜の食事が完全に一人だったことかもしれません。
誰にも見られず、ブレーキがかからない環境では、食べ過ぎや浪費が起きやすくなると思います。
食べ過ぎもまた、出費がかさむ一つの原因となりえるのです。
「誰かに見られている」ことの力
私の場合、夫と食卓を共有することで、夜の食事量が自然と落ち着きました。
これは結婚そのものというよりも
食事が一人行動ではなくなった
食べ方に客観性が戻った
ことが大きかったと感じています。
友人や家族と一緒に食事をとることが大切かと思いますが、忙しい毎日では難しいこともあるでしょう。
その場合、有料の食事サポートなどを
短期間利用することが、外食や過食を止めるための現実的な選択肢になることもあります。
- 一番手軽
→ 友人・家族とオンラインご飯 - ちょっとサポートが欲しい
→ 有料のオンライン食事同行 - 習慣として整えたい
→ 栄養士/コーチ + 食事記録
これらの選択肢の他、お金をかけない方法として
「SNSに毎日の食事を掲載する」
これだけでも効果があるのではないかと思います。
大切なのは
他人に「食事を監視される」のではなく
「伴走してもらう」という感覚です。
その方が気軽に考えることができ、長続きすると思います。
お金をかけることは無駄なのか
こうした有料のサポートを受けることで、安くない出費が発生してしまうことは私も理解しています。
食事サポートや便利な食品は、誰にでも必要なものではありません。
ただし、
・外食や酒で月に何万円も出ている。
・自炊が崩れるたびに自己嫌悪が増えている。
こうした状況を止めるための期間限定の支出であれば、それは浪費とは限らないと私は考えています。
いずれはこれらのサービスが自身にとって不要になることを前提にしたうえで、期限を決めて利用するのが良いかと思います。
まとめ:自炊を継続するコツは「整った人」だけのものではない
自炊は、気力や余裕がある人だけができるものではありません。
判断を減らす
食事の時間を分ける
一人で抱え込まない
こうした小さな工夫の積み重ねで、少しずつ続けられるようになります。
「できない自分を責めないこと」も、自炊を継続するための大切な手法のひとつです。

